ますます需要が高まる介護業界 その現状と展望とは?

介護の市場規模を考えてみると、世界でも稀にみる「超」高齢化社会を考えれば、自ずとその市場規模の大きさが分かると思います。現在、65歳以上の人口が20%を超えている日本において、その市場は今後もますます増大していくと予想されます。

しかし、そこにはなかなか難しい問題があるといえます。それは人材不足です。日本において介護や医療の問題も含めて、人材が非常に不足しているという深刻な問題を含んでいます。介護の現場でいうと、特にヘルパーの人材不足が深刻な問題となっています。肉体労働を伴うキツイ仕事に比べて賃金が低いといったことから、特に若い世代を中心に就職しようとする人材がいないのです。そのため、大きな市場規模が目の前にあるのに、人材を集められないという理由から、企業参入が活発にならないのです。

これに対して、日本政府は近年、外国人ヘルパーの受け入れを始めました。人材不足を補うための対応です。この人材の問題をどのように克服すればいいのか、もちろん難しい問題です。しかし、この問題を克服すれば新しいビジネスチャンスの可能性があるともいえます。いかに介護業界に興味を持ってもらうか。これが今後の、そして緊急の課題だといえます。